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沖縄本島の最南端は「喜屋武(きゃん)岬」ではなく「荒崎岬」
これは割と有名な話ですが、ふと荒崎岬に行ってみようと思ったときに、荒崎岬への行き方の情報が、これが意外と少ない。
荒崎岬への行き方:「荒崎海岸」に車を停める→歩いて片道30分
今回はレンタカー等、車を使って行く場合について書いてみたいと思います。
荒崎岬への行き方は主に2つルートがあると思われます。
①喜屋武岬を起点とする「喜屋武岬ルート」
②荒崎海岸を起点とする「荒崎海岸ルート」
※無理なく、荒崎海岸・荒崎岬・喜屋武岬を巡りたい方は、すべてを徒歩で行かずに、荒崎海岸もしくは喜屋武岬に車を停め、荒崎岬を往復するにとどめて、もう1か所は車で行ってください。炎天下のなか2時間近く歩くことにもなりかねないため危険だと思います。なにとぞ計画的にご訪問なさってください。
周辺の地図を確認してみましょう。

「平和創造の森公園」から海岸沿いの道を車で進むと、バス停留所に着きます。
舗装された道路ではないので、かなりデコボコな道で、揺れます。
また、採石場が近くにあるらしく、大型トラックが行き交っており、走行には注意が必要です。
※後日、糸満市に確認したところ、市が管理している道路とのことなので、通行に問題はないようです。
バス停留所周辺には、整備された駐車場はありませんが、ここに車を停めることができます(最大10台ほどでしょうか)。

ちなみに、バス停留所まではもう少し内陸の農道を通ってくるルートもありますが、道幅も狭いため、平和創造の森公園方面から海岸沿いを通るのが無難であると思われます。
荒崎海岸では「ひめゆり学徒散華の跡(碑)」があります。
書くのが遅れてしまいましたが、この辺りは「観光名所」というより「慰霊」の性格の方が強いと思いますので、静かに訪れた方が良いのではないかと思います。
「荒崎海岸」から徒歩30分/片道
荒崎岬を紹介する他のサイトでは、「オフロードタイプの車なら荒崎岬まで行ける」ような記述がありましたが、事実上、「無理だと言って差し支えない」と思います。
道幅も狭い一本道が多いので対向車が来たらアウトですし、大人しく歩いた方が良いと思います。
ここからはGoogle Mapの「航空写真」を使います。まずは原型。

次にウォーキングマップ化したものが下になります。

喜屋武岬ルートからは、途中、ひっつき虫が多いような林道を進むため、やや歩きにくかった印象です。
見出しに書かせていただいた通り、大きく2通りの行き方があると思いますが、荒崎海岸に車を停めてからオレンジ色のルート歩くのが良いかなと思います。
荒崎岬には「カサカンジャー」という岩塊がある

カサカンジャー以外なにもありません。
歴史や伝説のある大岩とのことで、目の前にしてみると確かに迫力はありました。
あとはひたすら崖が続いています。

波打ち際もなかなかの迫力がありました。「沖縄本島の最南端に来た!」という達成感はありました。

※柵もなく危険なので、安全な場所で記念写真などを楽しんでください
注意すること
・そもそも「なんとなく」行かないほうが良い
→観光地としての整備は全くされていませんし、慰霊的性格も残る場所ですので、なんとなく行くところではないと思います。「ほぼ最南端」の喜屋武岬は駐車場もあって景色も綺麗なので、そちらをお勧めします。ただ、喜屋武岬も駐車場は15台ほどの収容なので、混雑しない日や時間を選んだ方が良いと思います。
・スマホで現在位置を確認しながら歩いた方が良い
→荒崎岬までには一切、標識などがなく、農道は同じような景色が続いているので、スマホで現在位置をこまめに確認しながら進んでください。
・サンダルやハイヒールで行かないこと
→農道・林道・海岸、いずれも整備されておらず、足元はとても危険です。運動靴を履いていても油断をするとすぐ捻挫でもしてしまいそうな悪路ですので、十分気を付けてください。虫や動物、ヘビなどの危険もあります。車いすや松葉杖の方は行かない方が良いです。
・トイレは周辺のコンビニなどで済ませておくこと
→喜屋武岬にはトイレがありますが、荒崎岬・荒崎海岸にはトイレはありません。
・飲み物は事前に準備しておくこと
→喜屋武岬にも自動販売機はありません。夏場でしたら歩き終わるとかなり汗をかいていると思いますが、近くに飲み物を売っている場所はないので、事前に準備しておいた方が良いです。
以上でメインテーマに関する内容は終わりです。
あとは、僕が通ったルートなど、関連項目を書きますので、よかったら読み進めてみてください。
僕が通ったルート
喜屋武岬は行ったことはあったので、なんとなく喜屋武岬を訪れたあと、
歩いて荒崎岬まで行ってみるかぁ
と思って歩き出しました。この時は他にどんなルートがあるのか知りませんでしたが、結果的には僕は①喜屋武岬ルートで荒崎岬に向かいました。
結構、ゴミなどが道端に捨てられていましたし、魔人ブウの家のような謎の物体もありました。



しばらくすると開けた場所に出ます。

ウォーキングマップでいうと2つのルートが合流する地点に来た時に、荒崎海岸方向に伸びる道を見つけて、「ひょっとして荒崎海岸からも歩いてこれる?」と気付きました。

まずは荒崎岬を目指します。
2つのルートの合流ポイントには、じゃっかん柵があり、微妙に「入口っぽい」雰囲気があります。
荒崎岬へ向かう途中、テレビや冷蔵庫が捨てられていました。



カサカンジャーなどを堪能したあと、合流地点まで戻り、荒崎海岸を目指します。
暑いなか、この時点で1時間弱ぐらいは歩いており、かなりしんどかったです。
荒崎海岸へ向かう途中も景色に特徴のない農道を進みます。
スマホの地図などをみながら、迷わないように進みましょう。

荒崎海岸に到着しました。
荒崎海岸のバス停から荒崎岬方向に道が伸びているのですが、行ってみたら行き止まりでした。

荒崎海岸から荒崎岬へ向かうときも、道が分岐しているので間違えないでください。

ここから僕は、喜屋武岬まで、ひたすら歩いて戻りました。
約2時間歩きっぱなしで汗だくで疲れました。
スタート地点と荒崎岬の往復は1時間ぐらいですので、みなさんは荒崎岬以外は車で訪れることをお勧めします。熱中症などに気を付けてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
あまり注目されない「荒崎岬」への行き方をまとめてみました。
糸満市のデマンドバスでも行ける様なので、時間があるときに追記していきたいと思います。
それではこのへんで。さようならー。
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